年頭の御挨拶を申し上げます
2024年、年頭にあたり新年のご挨拶を申し上げます。
まず、1月1日に発生した能登半島地震によりお亡くなりになられた方々へ哀悼の意を表すと共に、被災された方々へ心よりお見舞いを申し上げます。
昨年は新型コロナウイルス感染症についての感染法上の位置づけが5類感染症に変更されたことにより、人々の生活スタイルが徐々に元に戻り、年後半から世の中は活気を取り戻してきました。しかし反面、原材料高や急激な円安などにより物価が上昇し、所得の増加も見られたものの、その上昇に追いつかない事態が発生、また夏の平均気温が統計開始以降で最も高くなる中、一部の野菜などの農産物価格も高騰しました。
このような環境下において当社といたしましては、まず食材をお客様にお届けするサービスレベルの向上を磨き高めるために、セールスドライバー（当社では「アドバイザー」とよんでいます）の待遇改善を図り、2021年に続き昨年もベースアップを行いました。また一昨年は主力メニュー商品の値上げを2度行いましたが、社会のインフラを掌る当社といたしましては世相を勘案し、昨年はこれらの値上げは行わず、仕入価格の見直しや経費面の圧縮でお客様にご負担をかけない方針でサービスを提供してまいりました。しかし今年も原材料価格、ガソリン価格に加え、物流費、人件費についても上昇が見込まれ、厳しい環境はなお続くものと想定しております。
一方昨年は子育て世代、共働き世代の方々に手軽で美味しい食材を提供する新ブランド「Meafill」をスタートさせ、そのラインナップの中で比較的安価なメニュー商品を導入しました。日曜メニュー「SpeeDish」の販売も開始するなど、新たなライフスタイルに沿ったサービスも今後展開してまいります。また主力メニュー商品には、12月から開始した「外食の味シリーズ」のような、これまでの当社にはなかった目新しい斬新な企画や、株式会社不二家様との協働による冷凍ケーキ自販機ビジネスなど、これまで取り組んだことがない新たなビジネスにも果敢に挑戦してまいります。
本年も皆様からの一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。
この新しい年が皆様にとって素晴らしい1年となりますよう心からお祈り申し上げ、年頭のご挨拶とさせていただきます。
2024年1月5日
株式会社ショクブン
代表取締役社長 吉田 朋春