【薬膳料理家監修】お体メンテナンス 免疫力を上げる季節の養生 8月
8月は夏の暑さや発汗から体力の消耗を感じ、夏の疲れが出やすい時期です。特に、胃腸の働きの低下を感じるかもしれません。食欲がない、疲れやすい、カラダがだるいなどの症状が出てきます。そのため、中国医学では特に胃腸のケアが必要な時期といわれています。しっかりとカラダのケアをして、秋に疲れが出ないように整えていきましょう。
薬膳で食養生
この時期は胃腸の働きが低下するので、胃腸を温めて整える効果があるスパイスたっぷりのカレ—がおすすめ。疲れた時や食欲が出ない時、スパイスは食欲を高めてくれるのと同時に芳しい香りが爽快感をもたらします。夕—メリック、クミン、カルダモンなど消化液の分泌を促進するスパイスを、いろいろな料理に使ってみてください。また、体内に溜まりやすい熱や余分な水分を取りのぞく効果がある、トウガンやキュウリ、スイカ、トマト、ハトムギなどの食材も引き続き食べるようにしましょう。
ながら足湯で養生
暑さの厳しい夏であっても、冷房や冷たいものの飲み過ぎによって体内が冷えている人が増えています。冷えは、夏風邪や夏バテの原因に。冷えを防ぐためには、「第二の心臓」と呼ばれる足を温めましょう。深めのバケツに、熱めのお湯(40℃くらい)と一握りほどの塩を入れて足を浸します。テレビを観ながら、読書をしながらなど、気軽に取り入れてみてください。ゆったりとくつろぐことも養生の一つです。
心の養生
ある程度の年齢になると流行にうとくなったり、面倒に感じられるようになったりするかもしれません。しかし、流行のものには多くの人の心を動かすパワーがあります。これを「気運」と呼びます。気運を取り入れることは、自分の運気や工ネルギ—を上げることにつながります。流行のスイ—ツや音楽、アクセサリ—など自分の好きなものや興味のあることから取り入れてみましょう。
5種のスパイス使用! 本格薬膳カレー ターメリックごはん・冬瓜のソムタム風サラダ
本格薬膳カレー
5種のスパイス!
・ガラムマサラ
・コリアンダー
・ターメリック
・カルダモン
・クミン