【薬膳料理家監修】お体メンテナンス 免疫力を上げる季節の養生 6月
6月はジメジメとした梅雨の季節。高温多湿でカラダのなかにも湿気がたまりやすく、水分代謝が悪くなります。そのため、だるさやむくみ、食欲不振、疲労感、めまい、不眠などの症状が出やすく気分も落ち込みがちに。そんな梅雨の時期におすすめの養生法をこ紹介します。
薬膳で食養生
胃腸が悪いときには薬味(生姜、青しそ、みょうが、山椒)や陳皮を使うと胃の働きを高め、気の巡りがよくなります。食欲が落ちるこの時期、料理に加えてみてはいかがでしょうか。また、カラダの熱や湿気をとる食材(トマト、とうもろこし、緑豆、胡瓜、冬瓜など)を摂取することで体内の余分な水分を排出することができます。
なかなか寝付けないときには蓮の実がおすすめ。特に、不眠や精神不安を解消する効果が見込めます。
お風呂で養生
カラダから余分な水分を追い出すためには、汗をかく工夫をしましょう。この時期のカラダはまだ夏仕様になっていないため、暑くても汗をかきにくいことが多いのです。
毎日お風呂にゆっくり浸かることで血行がよくなり、老廃物や余分な水分が排出されて、疲れも取れやすくなります。また、湯船にヒバやヒノキのアロマオイルを1、2滴入れてみましょう。ヒバには抗菌性の高い成分が含まれており、リラックス効果や抗菌効果、湿疹予防が期待できます。
心の養生
雨が続くと、気持ちも沈みがち。出勤やお散歩の際には、ぜひカラフルな傘や長靴を身に着けてみてください。カラフルな雨具は、雨の日も気分を華やかにしてくれます。
また、雨音は自立神経を整える「1/fゆらぎ」という周波数と言われ、癒し効果もあるそう。雨音も楽しみながらリラックスして、梅雨の時期をプラスに過こしましょう。
油淋鶏 オレンジ香る陳皮のさわやかダレ
オレンジなど柑橘の爽やかな香りには、
気の巡りを良くして心身を安定させる
はたらきがあると言われています。
蓮の実は心の機能を整えるはたらきがあり、
緊張や気持ちの高ぶりに効果があると言われています。
ゆで汁ごと使いましょう!
トマトに含まれるリコピンは抗酸化作用
があると言われ、美肌効果が注目されています。