【薬膳料理家監修】お体メンテナンス 免疫力を上げる季節の養生8月
中国医学では8月を「長夏」と呼びます。
高温多湿なこの時期は、冷たい物の摂り過ぎや冷房でカラダが冷え、胃腸も疲れています。
消化機能が低下すると免疫力も低下してしまいますので、注意が必要です。
夏野菜やスパイスなどを活用し、カラダにたまりやすい熱や水分を取り除いて暑い夏を乗り切りましょう。
食養生
トマトはカラダの過剰な熱を冷まし、水分を補い、潤いを与えてくれる、夏におすすめの食材です。
消化の働きを高め、夏バテによる食欲不振や体力減退を解消できます。
また、赤い色素のリコピンやビタミンC・Eなど、抗酸化作用の成分がたっぷり。
夏の紫外線によってカラダが酸化するのを防ぎます。
今回紹介するのは、スパイスを使った薬膳トマトカレーです。
スパイスは血行を良くして、新陳代謝を活発にさせます。
また食欲増進や消化促進の効果があるので、胃腸の働きもアップ。
ライスにはパセリを混ぜ込んでいますので、免疫力アップやストレス緩和、美肌効果が期待できます。
呼吸で養生
私たちはふだん、無意識に呼吸をしています。
しかし、仕事などでストレスがかかっていると、知らないうちに数秒息を止めてしまっていることも。
呼吸の浅さは体内の酸欠を引き起こし、慢性疲労や老化、さらには記憶力や視力の低下へとつながってしまいます。
意識して深い呼吸をすれば、カラダもリフレッシュ。
息を十分に吐き切るようにすると、自然とカラダに空気が入り、深い呼吸ができますよ。
会話で養生
会話は大切なコミュニケーションツール。
私がスムーズな会話のために心がけているのは、相手と一体感を持つことです。
たとえば、ふんわりとした居心地のいい場所でくつろいでいるイメージをつくり、相手とそのイメージを共有します。
ひとつの空間に一緒にいるイメージを持つと、言葉はコミュニケーションのひとつの手段という余裕が生まれ、
お互いに共感しやすくなります。
薬膳メニュー
薬膳トマトスパイスカレー
パセリバターライス
彩りサラダ