【薬膳料理家監修】お体メンテナンス 免疫力を上げる季節の養生6月
湿気が多く不快に感じる季節になってきました。
気温は高くなってきているものの、汗腺が開いていないので、カラダの中に余分な水分がたまりやすくなっています。
気分も落ち込みがちになりますが、梅雨の季節を快適に過ごせるように日々の生活を見直してみましょう。
食養生
三杯鶏はサンペイジーと読み、台湾のポピュラーな料理です。
酒、醤油、ごま油を同量で合わせたタレで鶏と唐辛子、そしてたっぷりのバジルを加え煮込みます。
台湾で使用されるのは、香りの強い台湾バジル。バジルにはイライラを鎮めて神経を落ち着かせ、
吐き気や腹痛の症状を鎮める働きがあります。
梅雨の時期は胃腸の疲れが出やすいので、ハーブや香味野菜(セロリ、青しそ、生姜など)を料理に使うと、
胃腸の働きを高め気の巡りをよくしてくれます。カラダの熱や湿気をとるトマトやキュウリなどもおすすめです。
三杯鶏で海外に行った気分になり、カラダもココロもリフレッシュしてはいかがでしょうか。
足三里で養生
蒸し暑い日が続く頃は、消化不良や下痢などの胃腸トラブルが多くなります。
梅雨の時期を迎えると、私たちのカラダも影響を受けて、カラダの中に湿気がたまりやすくなるからです。
カラダの中にたまった余計な水分が引き起こすトラブルとして、疲れやすい、頭が重い、下痢などの症状があげられます。
胃腸の機能を回復するには「足三里」のツボへのお灸がおすすめです。
プチ滝行で養生
水には浄化のパワーがあります。イヤなことがあった時や疲れた時には、水に打たれるとすっきりします。
帰宅後は、すぐにお風呂に入ったりシャワーをあびたりして、負の出来事やモヤモヤとした気持ちを水で洗い流してしまいましょう。
時間のないときは、手を肘まで洗う、うがいをするでもかまいません。いやなことを洗い流すイメージでやってみましょう。
薬膳メニュー
三杯鶏 鶏肉の台湾風バジル炒め
いかとセロリの中華風冷菜
トマト入り卵スープ