【薬膳料理家監修】お体メンテナンス 免疫力を上げる季節の養生5月
温かくなり過ごしやすい季節になってきましたが、ゴールデンウィークが過ぎると五月病になる方が増えてきます。
新しい環境になじめず、カラダやココロの不調が出るため、ストレスをためずに発散するように心がけましょう。
肝を癒す食養生
春は環境の変化が多く、ストレスを受けやすい時期。
中医学において、ストレスを受け止める臓器は五臓の「肝」。
自律神経とも関わりの深い臓器です。
春は、よく働いて疲れている「肝」に栄養を与えて癒す食材を食べることで、不調を防ぐことができます。
今回はクコの実をたっぷり入れたエビチリです。
薬膳料理でなじみ深いクコは、エネルギーを補い、「肝」に栄養を与え、疲労回復に効果の高い食材です。
さらに「肝」と「目」は関わりが深く、パソコンやスマホで目を酷使すると「肝」を消耗させてしまいます。
薬膳では赤い食材がオススメです。クコの実をはじめ、トマト、人参、パプリカなどを料理に活用してみてください。
五月病は関元で解消
新しい環境や新しい人間関係で、緊張の毎日が続くうちに迎えた大型連休。
緊張の糸が切れ、連休が終わる頃になると、カラダやココロの不調が続いてしまうのが五月病です。
気を遣うことや怒ることは、エネルギーを消費するため、疲れのもとに。
エネルギーを補い、感情のコントロールを取り戻すために、「関元」のツボへのお灸がおすすめです。
マイボトルで薬膳茶養生
最近では、エコや節約を考えてお茶を入れた水筒を持ち歩く人が増えています。
マイ薬膳茶を入れてみてはいかがでしょうか。
自分の体質にあった茶葉や食材を茶こしパックにいれて、お湯を注ぐだけでOKです。
むくみ改善には煎り黒豆+ハトムギ、肩こり改善にはルイボスティー+陳皮+ローズ、
冷え改善には紅茶+生姜+シナモンパウダーなどがよいでしょう。
薬膳メニュー
クコたっぷりの薬膳エビチリ
大根と青梗菜のチャーハン・中華風コーンスープ