【薬膳料理家監修】お体メンテナンス 免疫力を上げる季節の養生3月
春は冬の間にため込んでいた気のエネルギーを全身に巡らせ、
カラダの中の老廃物を外に出す季節です。
エネルギーの巡りが悪いと、自律神経の乱れを招きます。
イライラ感や頭痛、肩こりなどの症状も出てきます。
「ゆるめ上手」を心がけることがこの時期の養生のコツ。
食養生
韓国の定番料理・サムギョプサルは、厚切りにした豚の三枚肉を焼く韓国風焼肉。
サムは3、ギョプは層、サルは肉という意味です。
肉はタレに漬け込まず、焼いてから岩塩やごま油をつけ、サンチュなどで巻いて食べます。
気を巡らせて胃腸の働きを高める青じそや陳皮、ねぎを使って薬膳風にしています。
好きな野菜やキムチ、コチュジャンなどで自由にアレンジできるのも魅力ですね。
春は環境の変化などでストレスを受けやすく、「肝」に負担がかかりやすい季節。
香りの強い食材(セロリ、三つ葉など)や芽の食材(タラの芽、ふきのとうなど)は気を巡らせ、
胃腸の消化を促進。積極的にとりましょう。
お灸で養生
春の風が吹くころ、目の症状を訴える人が増えてきます。
目の疲れは頭痛や肩こり、ストレスの原因に。
春に働きが低下する「肝」は目を養うといわれ、
目に異常があれば「肝」の機能が低下していることがわかります。
目の疲れには、「肝」の働きを整える「太衝(たいしょう)」のツボへのお灸がおすすめです。
声に出して伝える養生
「大好きだよ」という言葉を声に出して伝えたことはありますか。
恋人はもちろん、家族や友人、身近な人に普段は口に出しにくい「大好きだよ」を伝えてみましょう。
びっくりされるかもしれませんが、よい思いは言葉にすることで、よいエネルギーを増強してくれます。
伝えた自分も伝えられた相手も、きっと心が温かくなりますよ。
薬膳メニュー
陳皮風味のサムギョプサル
爽やかな陳皮の香りは豚肉と相性抜群♪