【薬膳料理家監修】お体メンテナンス 免疫力を上げる季節の養生10月
秋も深まり、スポーツの秋、そして食欲の秋ですね。
過ごしやすい季節ですが、朝晩と日中の気温差によって体温調節が難しく、体調も崩しやすくなるので注意が必要です。
夏の疲れが残っていると秋バテの症状(疲れやすい、よく眠れない、食欲がないなど)も出てくるので気をつけましょう。
健康だし養生
秋は「肺」に疲れが出やすく、機能が弱まることで免疫力が低下しやすくなります。
そんな時は、干しシイタケと昆布の簡単だしがオススメ!
干しシイタケと昆布を水につけて冷蔵庫で一晩寝かせると、
しっかりだしがとれてシイタケもふっくら、おいしくなります。
この2つは免疫力を向上させ、がんなどの免疫疾患異常に効果的といわれています。
シイタケは抗がん剤の原料にもなるほど。
栄養豊富な美味しいだしで、健康に過ごしましょう。
こころが軽くなる養生
紅葉や落葉で秋を感じると、なんとなくセンチメンタルになりがち。
憂いや寂しさなどの感情が強くなりすぎると、肺の働きが低下するそう。
中国医学では、肺はカラダを守るバリア機能や免疫力をコントロールする臓器。
寂しい気持ちが続くと免疫力が低下して、風邪や感染症にかかりやすくなるのです。
また、肺は「声」とも関係する臓器です。
声を出して笑うことで肺が元気になり、免疫力向上につながります。
「アハハッ」と笑ってココロもカラダも軽やかにしましょう。
お灸で膝を養生
秋が深まると、歩きはじめや階段を降りる際、寒さとともに膝のつらさや痛みを訴える方が増えます。
膝関節は、いくつもの筋肉がバランスを取り合って膝の運動を支えているため、
バランスが崩れると、それをかばおうとする筋肉に負担がかかり続けて痛みが起こります。
そこで、「陰陵泉(いんりょうせん)」と呼ばれるツボへのお灸で膝を取りまく筋肉の血行を良くし、
膝まわりの筋肉がこり固まるのを防ぎましょう。
鶏肉と秋野菜の黒酢炒め
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